女優の川口春奈が、イタリアの高級ブランド「エンポリオ アルマーニ」の2020秋冬キャンペーンモデルに起用され、27日に開催された広告モデル就任会見に出席した。日本人女優が同ブランドの広告モデルに起用されるのは通算3人目、11年ぶりとなる快挙とあって大きな反響を呼んでいる。
今回の広告キャンペーンは、エンポリオ アルマーニが今季の女性像として掲げる「90年代に代表される意思が強く、大胆な女性～自然体でありながら強い眼差しをもつ女性」を表現。デザイナーのジョルジオ・アルマーニ氏が自ら川口の起用を決定したそうで、同氏は「彼女は優れた女優というだけでなく、『エンポリオ アルマーニ』の精神を表現できる人であり、強さとしなやかさを兼ね備えた女性だと感じています」とコメントしている。
同広告モデルへの日本人女優の起用は、宮崎あおい、黒木メイサに続いて11年ぶり3人目。「アルマーニに選ばれた女優」という称号は、川口にとって強力なステータスとなりそうだ。
だが、発表当初はネット上で批判的なコメントが続出した、女性層を中心に「可愛いけど海外ブランドのイメージじゃない」「可愛い系だから何か違う」「アルマーニのイメージからすると顔が幼すぎる」「スパゲッティ動画でドン引きしたからコレじゃない感ある」といった否定的な意見が数多く上がっていたのだ。
ところが、実際に川口を起用した広告ビジュアルや動画が公開されると反応が変化。「モノトーンな雰囲気が似合ってる」「川口春奈を起用したのセンスいいかも」「モード系もめっちゃ似合う」といった称賛の声が増加しているのだ。
無理に背伸びしない自然体でありながら「意思の強さ」を感じさせる彼女のルックスや着こなしは、まさにアルマーニ氏の狙いどおり。モード系のイメージに合わせながら、どこか親しみやすさがあるのもポイントだ。
