西島秀俊の涙にやられる『きのう何食べた?』オールスター総出演ラスト前の感動回

編集部

 深夜ながら完成度の高さから大きな話題となっている『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。いよいよ残り2回、ラスト直前の今回も西島秀俊の涙の芝居にやられる感動回。振り返ります。

■シロさん、また実家へ

 シロさんは実家にて母親(梶芽衣子)の料理の手伝い中。

 子どもの頃からずっと食べてきた我が家のとんかつレシピに下ごしらえの塩胡椒が省かれていたことを知り愕然とするシロさん。 切り干し大根も砂糖やみりんは入れず、切り干し自体の甘さのみだと知りまたびっくり。

 大人になり毎日料理をしてる今だからこそ気づく実家の流儀。「俺の料理のルーツはここにあったんだな」としみじみ再確認するシロさん。

 手際よく料理のサポートをするシロさんに、母親は「あなたが女の子だったら『私が言ってたことずっと覚えてくれていてくれたのね』っていい話になるとこなのにね」と軽くジャブ。

 シロさんがゲイであることを母親は受け入れているつもりだが、それでも整理がついてない部分が多い。

「でも全然うれしくないって言ったらそうでもないんだけど。こうして2人で台所にいるっていうのもね」

 ツンデレ気味の母親との時間が止まったような穏やかな空間。

 今回の実家訪問は平和に終わるかと思われた食事中、母が本題に切り込む。

 今度の正月にパートナーのケンジを実家に連れて来なさい、というのがそれだ。

 やんわり断ろうとするシロさんに「家族に引き合わせるのは当然でしょ?」と堰を切ったように思いをぶちまける母親。

 さらに父親がキレる。

「お前はそんな生半可な気持ちで同性愛をやっているのか!?」「真剣に生きていないのかお前は!」

 子どもを思う気持ちと同性愛を理解してるつもりの気持ち(決めつけ多し)が混ざり、当人もよく理解出来ていないであろう変なスイッチが入る。

「同性愛をやってる」と思ってる父親のズレ方がおかしくも悲しい。

 今回から、体調不良で途中降板した父親役の志賀廣太郎に代わり田山涼成が初登場。枯れたイメージの志賀に比べバイタリティあふれる父親感が強かったのは、今回怒る芝居がメインだったからかもしれないが、結果的にシロさんを追い込むのに丁度いいキャラとなっていた。

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