安達奈緒子の脚本の良さに驚く『きのう何食べた?』オリジナル部分も原作上回るハマり具合

編集部

 ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)、今回はケンジの絶叫演技や過去の家庭事情が明かされたり、見所満載。第10話はシリーズ最多レベルとなる5本分の原作を折り交ぜ、うまく脚本として再構築した安達奈緒子の凄さ。振り返ります。

■浮気続行してた店長

 ケンジ(内野聖陽)の勤める美容室の店長(マキタスポーツ)の妻・玲子が店の一角に開くエステコーナーを受け持つことになりやってきた。もともと美容室で働いていたのでケンジとも旧知の仲のよう。

 前回(9話)浮気がバレかけた店長とも、うまくやっているように見えるが、しかし当の店長はその浮気相手の常連客・妹島(延増静美)との関係は続行中。しかも、その妹島の接客を妻・玲子がしてるもんだから店内は異様な空気に。固唾をのんで見守るケンジや店長はまだわかるが、ヒソヒソ話をするスタッフを見るに、店内全員にこの「事情」はバレてる様子。実際原作ではケンジ以外最初から気づいていた設定だった。

 接客する玲子の「妹島さん、もっと綺麗になりますよ」という笑顔が意味深だったが、結果から言うと玲子は全て知っていた様子。

 後日ケンジとの雑談中、唐突に「ケンちゃん、大事な人に浮気なんて絶対されちゃダメよ? 許すなんてそう簡単に出来ることじゃないんだから」と微笑む姿は軽くホラーだった。

 この件があってケンジは浮気にナーバスになり、最近仲の良い小日向(山本耕史)からエコバッグをもらったシロさんに対する疑いの目が止まらなくなる。

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