西島秀俊の涙にやられる『きのう何食べた?』オールスター総出演ラスト前の感動回
編集部
■「親とは変な生き物」
玉ねぎのお裾分けをもらいに買い物フレンド富永佳代子(田中美佐子)の家を訪ねると、富永夫(矢柴俊博)の元気がない。
長年パートナーと同棲してるのに結婚しようとしない娘のミチル(真凛)と揉めたという。
子どもも欲しくないと言われたのがショックだったと聞き、「親の悩みはゲイもノンケも変わらないじゃないか」と気づくシロさん。
「親って変な生き物でしょ」との佳代子の深い台詞がシロさんに響く。西島は染み込むようないい表情をしていた。
相変わらず脚本の安達奈緒子はチョイ足し台詞が上手く、今回もこの「親って変な生き物~」という台詞で全てをうまくまとめあげた。
今回は原作#31、#39、#49などをミックス。
勤め先の弁護士事務所の上司(高泉淳子)が息子夫婦の「重荷になりたくない」と、気を使ってわざと年末年始旅行に出かけるという話も差し込まれ、シロさん共々、親子、特に親という存在について考えさせられる回。