「かつて、中居が司会を務めていた『うたばん』（TBS系）では嵐と何度も共演していましたが、09年以降はNHK『紅白歌合戦』のような場を除くとSMAPと嵐の共演はほぼなくなっていた。嵐を育てたジャニーズ事務所の現社長・藤島ジュリー景子氏とSMAPの当時のマネジャー・I氏の確執が原因といわれ、大型歌番組でSMAPが歌い始めるとジュリー派のグループが帰ってしまうなんてこともありました。そんな事情もあって中居は嵐のメンバーと距離があったはずですが、今夏に放送された『音楽の日』（TBS系）で大野智との絡みが復活。さらに、今回冗談めかしつつも『松潤と話してみたい』と発言したのは先輩からの大きな歩み寄りといえそうです」（芸能ライター）
一方、元SMAPで現在は「新しい地図」を名乗って活動する草なぎ剛が、2日に出演した『ぴったんこカン・カンスペシャル』（TBS系）で中居とのエピソードを披露したことも話題に。ジャニーズJr.時代に初遭遇した時のことなどが語られ、中居の顔写真も使われた。当然、これは中居サイドの許可がなければ使えないものだ。
さらに、草なぎはジャニーズ時代の話を次々と語り、そのバックにはSMAPのヒット曲「セロリ」「青いイナズマ」「SHAKE」をはじめ、デビュー曲の「Can’t Stop!!-LOVING-」まで流れた。TBS側が勝手にこういった構成にするとは考えにくく、これはジャニーズ事務所が非公式ながら「了承」していると考えられる。中居というクッションをはさむことで、永遠に確執が続くと思われていた「新しい地図」とジャニーズ事務所が雪解けムードになっているのである。
「中居のジャニーズ退所についてはさまざまな憶測が流れましたが、一部ではジャニーズ事務所と『新しい地図』の架け橋になるためではと推測されていました。実際、草なぎが当たり前のように地上波でジャニーズ時代の話ができるようになっていますし、後輩との関係も含めて多方面で架け橋になりそうな気配。ファンからも、中居が“ジャニーズタブー”を打ち壊してくれるのではと期待されています」（同前）
残念ながらSMAPは空中分解となってしまったが、中居はいまだにジャニーズ全体を見据えて関係修復を目指しているのかもしれない。
