年内で活動休止となる人気ダンス＆ボーカルグループ・AAAが、11月と12月に予定していた6大ドームツアーを来年以降に延期すると発表した。
AAAは1月、デビュー15周年となる今年いっぱいをもってグループとしての活動を休止すると発表。あわせて、2月にベストアルバムを発売し、11月と12月に活動休止前の最後のライブとなるドームツアーを行う予定であることを明らかにした。
しかし新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、ツアー開催は困難と判断。今月24日、全公演を一旦2021年以降に見送ると発表した。有料配信等も検討されたが、「15周年の集大成として、生身のパフォーマンスやリアルな歌声をお届けする」ことにこだわった結果だという。ただし、12月31日をもって活動休止するという方針は変わらず、公演のみ延期し、開催の際にメンバーが再び集まるという異例の対応となる。
この発表にSNSでは、「中止じゃなくてよかった。いろいろ考えてくださってありがとうAAAとスタッフさん」「生の声届けたいから中止じゃなくて延期なんだよね」と、この決断に理解を示す声が上がる一方で、「ツアー時のみ再結成って……なんか中途半端だな」「そこまでして年内に活動休止したいの」と、複雑な想いを抱くファンも少なくなく、中には不満を爆発させる声もある。
「コロナ禍のため仕方ない面もあるとはいえ、今年の活動はほぼゼロ。その上、年末までに活動があるのかどうかも不透明なため、このまま休止に入りそうな空気に納得できないのでしょう。しかも“公演だけ来年以降”ということで、ファンクラブ会員を継続すべきなのかどうかで混乱も起こっています。
また、『なんか公式もメンバーも超あっさりしてる』と、大事な発表が文章だけで済まされていることにも不満が出ています。ちょうど先週ファンクラブ限定のトークイベントを生配信したばかりですし、その際にコメント動画でも収録しておけば違ったのでしょうが……。
これまでも、結婚・妊娠で卒業した伊藤千晃や、暴行事件を起こした浦田直也の脱退といった大きな発表は“あっさり”だったため、『ちあきが抜ける時も文字、直也が抜ける時も文字、活動休止する時も文字、ドーム開催の有無も文字……』と、本人たちの口から聞けないことにガッカリし、怒りを見せるファンもいます」（芸能ライター）
活動休止まで残り3カ月ほどだが、ファンと交流する時間はまだまだあるともいえる。不安を吹き飛ばすような“ラストスパート”が用意されていることに期待したいが……。
