柄本佑は演技で美醜を操る俳優だった… 『きみの鳥はうたえる』ほか、振り幅の大きさに驚く映画3作品

編集部

『臨場 劇場版』波多野進役/2012年

 東京で惨酷な無差別通り魔殺人を起こした犯人・波多野進は、心神喪失が認められ、刑法第39条により無罪が言い渡された。しかし、その2年後に波多野を無罪に導いた弁護士と精神鑑定をした医師が何者かによって殺され、事態が新たに動き始める。

【見どころ】
 冒頭で波多野がナイフを振り回して暴れる姿は、恐ろしすぎてトラウマになるほど。瞳孔を開かせ、一人の女性を笑いながら何度も刺すシーンは、サイコパスそのもの。『知らなくていいコト』でケイトを優しく抱き寄せる尾高や、『きみの鳥はうたえる』の気だるげで魅力的な「僕」と同じ役者とは思えない。

 以上、柄本の演技の振り幅の大きさがわかる映画3作品を紹介させていただいた。芝居のテクニックで印象を巧みに操る彼は、今後どんな顔を見せてくれるのだろうか。これからの活躍が楽しみだ。

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