柄本佑は演技で美醜を操る俳優だった… 『きみの鳥はうたえる』ほか、振り幅の大きさに驚く映画3作品
編集部
『今日子と修一の場合』修一役/2013年
妻・安藤サクラとのW主演で話題になった作品。2人の物語が交わることはほとんどないが、「誰かのためにやむを得ずした行いが、故郷を捨てざるを得ない理由になってしまう」という点が共通している。柄本は、罪を犯した負い目を感じながらも、街とともに“復興”していこうとする青年の心情を細やかに表現した。