柄本佑は演技で美醜を操る俳優だった… 『きみの鳥はうたえる』ほか、振り幅の大きさに驚く映画3作品
編集部
『きみの鳥はうたえる』「僕」役/2018年公開
他人に干渉せず、誰からも縛られず、嫌なことを避けて何となく毎日を過ごす「僕」。さほどイケメンでもないのになぜかモテる「僕」のような男は現実にも一定数存在し、そのリアリティを再現できたのは、柄本の持ち味あってのことだろう。彼は同作での演技が評価され、「第92回キネマ旬報ベスト・テン」と「第73回毎日映画コンクール」で主演男優賞を受賞した。