今月、日本女子プロ野球で36選手の退団が発表された。
今季、リーグの4球団に所属した計71選手の内、約半数にあたる36選手の退団。約10年続いた日本女子プロ野球の火が、いよいよ危ういものとなってしまった。
主な原因は、やはり注目度の低下だ。女子プロ野球リーグ創設当初は、多くのマスコミに取り上げられるなど大きな注目を浴びたが、その熱も年を追うごとに低下……。36選手の実質的なリストラという背景には、当然ながら資金面からくる規模の縮小がある。
「述べるまでもなく、野球は最低でも9人(DH制なら10人)で初めてできる競技。4球団を維持するなら、最低でも36選手が必要です。
女子プロ野球は今季の計71選手から36選手が退団となり、35選手。そこに来季から8名が加わった43選手になる予定ですが、実質的に4球団の維持は現実的とは言えません。チーム数減少による規模縮小は避けられないでしょう」(記者)
現役選手の約半数が退団するという衝撃的な事態。一体何故、こんなことになってしまったのか。