アンジャッシュ・渡部建、芸人とテレビマンが復帰サポートも… 佐々木希の気丈な仕事ぶりが最大の壁に

斉木順

 アンジャッシュの児嶋一哉が、11日に放送されたバラエティ番組『快答!50面SHOW』(TBS系)に出演。まさかのハプニングによって休業中の相方・渡部建の名前が取りざたされる一幕があったが、これについて渡部の復帰ムードが高まっているのではないかと見る向きがあるようだ。

 番組では、山手線沿線の格安物件が多い駅を当てるクイズが出され、児嶋が同じチームの“めるる”こと生見愛瑠に話しかけた時に「みちょぱ……じゃないわ、めるる」と呼び間違える事態が発生。名前を間違えられる定番ネタで知られる児嶋のまさかのミスに「最低」「一番しちゃいけない間違い」とツッコミが飛び交った。

 司会の極楽とんぼ・加藤浩次は「渡部と代われ! 渡部と!」とヤジを飛ばし、児嶋は「なんで渡部と代わんなきゃいけねえんだよ!」とツッコミ返していた。

 これに限らず、最近は芸人たちがテレビなどで渡部の名前を挙げることが多くなってきた。

 特に、有吉弘行はバラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でたびたび “渡部イジり”をしており、今月9日の放送でも特集テーマの「うなぎ」に関連して、渡部から養殖ブランド「共水うなぎ」を教えてもらったと明かしていた。

 だが、有吉は「渡部さんのことを言うとすぐネット記事になんのよ。『渡部のことを思っている有吉』とかさ。じゃあ、お前ら復活させてやれよって。お前らが復活しようとしたらイジワルしてるくせに……」とも発言。メディアによる「渡部叩き」に苦言を呈した。しかし、これもまた渡部への思いがあるからこその発言だろう。

 実際、テレビ業界では渡部の復帰を画策する動きがあるようだ。

 10日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)では、昨年末の大みそか特番での復帰報道があった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のスタッフや、過去にも不祥事タレントの復帰の場になったことがある『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)のディレクターなどから、渡部を復活させたいという声が上がり始めていると報じられている。
 
 芸人たちの援護射撃に業界人たちのサポートもあるとなれば、復帰は不可能ではないようにも思える。しかし、意外にも復帰の一番のネックになりそうなのは、妻で女優の佐々木希であるといわれている。

 最近、佐々木は女優業やモデル業だけでなくバラエティ番組にも積極的に出演するようになり、今春から趣味実用番組『すてきにハンドメイド』(NHK Eテレ)の新MCにも就任。そうした働きっぷりの成果なのか、先日は約4億円のマンションを“単独”で一括購入したと報じられた。

 一部では「離婚準備なのでは」といった憶測も流れたが、そうした気配はないと伝えられており、渡部に代わって一家の大黒柱となる決意の現れではないかとみられている。

 だが、佐々木が気丈に仕事をすればするほど「渡部は何をやってるんだ」「あんなことした上に奥さんに頼りきりなんて」といった批判が渡部に集まり、さらなるイメージダウンになるというジレンマがある。もし渡部が復帰したら「多目的トイレ不倫」の件を徹底的に芸人たちにイジられることになるだろうが、そうなると佐々木のタレントイメージに影響するとの見方もある。

 つまり、頑張っている佐々木の足を引っ張らないためにも、まだしばらくは復帰しない方がいい……という判断になりかねないというわけだ。

 業界内に支援の気配がある一方、世間の反発、メディアからのバッシング、佐々木への影響など多くの高い壁もある渡部の復帰。前述の『マツコ&有吉 かりそめ天国』ではマツコ・デラックスが「あんまり時間が空くと、もう(復帰)できなくなるよ」と心配していたが、1年以上にわたっている活動自粛が明ける日はくるのだろうか。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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