有吉弘行ら人気芸人が“イジり”でアンジャッシュ・渡部建の復帰を援護? それでも活動再開がまだ遠そうなワケ

斉木順

 昨年6月に「多目的トイレ不倫」報道によって芸能活動を休止し、同12月に記者会見を開くも大炎上となり、現在もまったく復帰のめどが立っていないアンジャッシュ・渡部建。このまま「過去の人」になっていくかと思われたが、人気芸人たちが“イジり”で継続的に名前を出すことで助け舟を出しているのではと話題になっている。

 18日に放送されたバラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、マツコ・デラックスが「生春巻きは結局、スイートチリソースで食べてる」と発言し、これに有吉が「おいしいよね」と同調。ここで有吉は、唐突に「とか言ってると、渡部さんなんかが『それはダメなんだよ』とか言って」と。グルメ芸人として知られていた渡部の名前を出した。

 同番組では、芸能活動休止前から“渡部イジり”が恒例だったが、最近は言及する機会が激減していた。マツコは「最近(名前を)出してこないからさ、寂しいと思ってた」と喜び、続けて有吉は「渡部さんって刑務所入ってるの? ずいぶん見ねえけど、どうしたの?」とトボけながら質問。マツコが「ちょっと長引いてるんじゃない?」と返答すると、有吉は「模範囚だと思うけどねえ」と首をひねった。

 また、20日に放送されたバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、渡部の相方・児嶋一哉がゲスト出演。MCのダウンタウン・松本人志は、テレビの今後を語る場面で「“多目的”にやっていかないと」とネタ振りと思える発言をし、これに児嶋が「多目的ってワードやめろ! 思い出しちゃうから」とツッコミを入れた。

 進行役の東野幸治が「お会いしました?」と質問すると、児嶋は「お会いはしてないですけど、ちょっと連絡きたりはしてます」「1年たって『反省してます』みたいのを」と渡部の近況を明かした。

 さらに、14日に放送されたバラエティ番組『さまぁ~ず論』(テレビ朝日系)でも、サブMCとして出演したパンサー・向井慧が渡部に関するエピソードを告白。「渡部さんいなくなれーって願っていたら、本当にいなくなった」と明かし、ルックスやキャラが似ているといわれていた渡部に嫉妬心があったとぶっちゃけた。

 当然ながら、有吉や松本、向井ら人気芸人が渡部の名前をわざわざ出しても得があるわけではない。「世間に忘れられないように」「笑いで復帰しやすいムードになれば」といった意味で、復帰を手助けするために発言している可能性が高いのではと推測されている。

 だが、それでも渡部の復帰は遠そうな気配だ。

 渡部の妻で女優の佐々木希が今月16日、映画で共演した高岡早紀らと共に情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)にVTR出演。インタビュアーから「今いちばん必要なものは?」と問われ、高岡は「愛、必要なのはそれだけ」と映画のテーマに絡めて回答したが、佐々木は「仕事とかですかね。大事ですよね。生きていく上で」とリアルな返答。高岡が「ということは?」と水を向けると、佐々木は「お金」と言い切った。

 佐々木が稼ぐ気マンマンということは、夫・渡部の復帰をアテにしていないということだろう。有吉が言うように“模範囚”として反省の日々を送っていると思われる渡部だが、芸人仲間たちのサポートも空しく、今後もまだまだ謹慎期間が続きそうだ。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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