窪塚洋介、マンション9階から“飛び降り”の真相語る! “生々しい傷跡”は成長の糧に?

大西かずや

 俳優の窪塚洋介が4月27日発売の雑誌「週刊SPA!」(扶桑社)に登場。2004年に起こした転落事故について語り、注目を集めている。

 1995年に俳優デビューした窪塚は、2000年放送の連続ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)で演じた通称“キング”役でのエキセントリックな演技などが注目されブレイク。

 しかし、03年10月に長男・愛流が誕生し、育児休業中だった翌年6月に自宅マンション9階(高さ約26m)から転落。頭蓋骨の開放性骨折など深刻な傷を負ったものの、命に別状はなかった。

 当時はテレビのインタビュー映像などを意図的に編集されてしまうことが多く、窪塚は「メディアにむちゃくちゃにされてた」と語り、大きなストレスを抱え込んでいたという。

 ただ、飛び降りについては「『え? 俺、飛んじゃったの?』というぐらい自覚がなくて、寝て起きたらケガしてた、みたいな感じ」だったらしく、「ドラッグをやっていたとかも本当になかった」と、当時マスコミが流した“黒いウワサ”も全面否定している。

 「痛すぎて痛くないぐらい痛い(笑)」という強烈な体験をしたものの、人生の意味を見出すことはできず、マスコミへの不信感も拭えなかったという窪塚。事故後、フジテレビの『月9』枠でのオファーが来ても「絶対にやらない」と決めていたとのことだ。

 しかし、17年公開のハリウッド映画『沈黙-サイレンス-』で尊敬する監督のマーティン・スコセッシと仕事ができたことで、それまでの人生が「報われた」と感じるほどの幸福な経験ができたという。

 同映画では事故で負った“おでこ”の生々しい傷跡を見せ、同誌でも前髪を掻きあげて披露しているが、窪塚は「役者としても、ハンデといえばハンデだけど、味といえば味だし。役柄によってはマイナスかもしれないけど、もしそれで演じきれなかったのなら、俺がそれまでの男だなって話で」と発言。役者として成長する糧になっているようだ。

 その事故が起こった当時は幼かった愛流も、現在は俳優としてのキャリアを着々と積んでいる。親子そろって今後も演劇界を盛り上げる活躍を期待したい。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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