globeに「復活」の可能性… 小室哲哉、KEIKOへの「再プロデュース」提案にファン複雑

斉木順

 音楽プロデューサーの小室哲哉が、離婚した元妻でglobeのボーカル・KEIKOへの“再プロデュース”願望を明かしたことが物議を醸している。小室への批判が続出する一方、解散必至とみられていたglobeに「存続」の可能性が浮上したことでファンは複雑な思いを抱いているようだ。

 発売中の「女性自身」(光文社)が『小室哲哉 呆れた提案「KEIKOをまたプロデュースしたい!」』と題した記事を掲載しており、同誌の記者が3月上旬に小室を直撃。小室は「あらゆることを本当に、心からお詫びしたいことはたくさんあった」とKEIKOへの贖罪の思いを語りつつ、直接の対話なく離婚に至ったと明かした。

 さらに、小室は「全然、必要ないかもしれないですが……」と前置きしたうえで「globeを含めていろんなことで音楽のお手伝い、協力だったりだとかが必要であれば、惜しまずもちろん」などと話し、音楽活動の再開に意欲を見せているKEIKOを一音楽家としてサポートしたいと仰天の提案をした。

 KEIKOは2011年にくも膜下出血で倒れ、当時は小室が献身的に病身の妻を支えていると思われていた。ところが、小室は2018年に不倫疑惑を報じられ、釈明会見で不倫を否定しながら「介護疲れ」を理由に別の女性と親密になってしまったと説明。しかし、KEIKOの親族が「小室さんは介護なんてしていない」と週刊誌で反論し、そこから泥沼の離婚闘争が始まった。

 離婚発表後、KEIKOは「女性セブン」(小学館)の取材に対し、そもそも病後も日常生活は問題なく送れていたとして「彼(小室)を含めた誰からも介護どころか、介助すらしてもらう状況にありませんでした」と証言。また、小室が釈明会見で「妻が小学校4年生くらいの女の子のような状態になってしまった」と発言したことについて、KEIKOは「私の知的レベルが小4ぐらいだという印象を、世間に植え付けられたこと」が許せないとして怒りをあらわにした。

 KEIKOは、離婚発表時の直筆コメントで「アーティストとしても皆様に恩返しができるよう精一杯努力して参ります」と歌手復帰への意欲を見せたが、ここまで小室との関係がこじれているとなると「globeの復活」は絶望的に思える。ファンも大半が「解散」や「自然消滅」を覚悟していたが、小室のまさかの“再プロデュース”提案によって「存続」の可能性が浮上したといえる。

 globeのもうひとりのメンバーであるマーク・パンサーは、今月2日に更新した自身のTwitterで週刊誌の記者に直撃されたことを明かしつつ、「globe大丈夫ですか?って聞かれたから、プライベートと音楽は違う!大丈夫!僕はglobeを信じてると伝えました」などと綴っている。マークや小室はglobeの存続に異論なしとみられ、あとはKEIKO次第となりそうだ。

 KEIKOが歌手復帰するなら、やはりファンもglobeのヒット曲を聴きたい。小室と一緒に活動するのは難しいだろうが、KEIKOのソロプロジェクト、もしくはマークと2人での復活なら十分にあり得るだろう。そもそも、globeの前身はKEIKOとマークの2人組ユニットだったという経緯もある。

 同じようなケースとしては、My Little Loverの先例がある。同ユニットでは、ボーカルのakkoがメンバーで音楽プロデューサーの小林武史と結婚。数年後に小林の脱退、離婚が明らかになったが、以降もakkoのソロプロジェクトとして継続し、小林が楽曲提供やプロデュースを手掛けるなど仕事上の関係も続いた。

 ただ、KEIKOと小室の場合はあまりにも関係がこじれており、ファンからも「KEIKOちゃんはもう小室さんと関わりたくないでしょ」「別れた後にカッコつけて『今後も支える』みたいなこと言うのは朋ちゃん(華原朋美)の時と一緒」「globeが復活したら嬉しいけど複雑」といった声が寄せられている。

 いずれにしても、globeの存続はKEIKOの判断にすべて委ねられた状態といえそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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