ウエンツ瑛士、『火サプ』終了も… TBS超大作『日本沈没』出演で“留学の成果”見せつける!?

新城優征

 バラエティ番組でタレントとしての活躍が目立つウエンツ瑛士だが、今年は俳優として注目される年となるのかもしれない。

 9日付の「日刊大衆」(双葉社)は、10月期のTBS日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』にウエンツが出演することが決まっていると報じている。これは、たびたび映像化されてきた小松左京氏による日本SF小説の金字塔を連続ドラマで再実写化するという話題作で、主演の小栗旬のほか、松山ケンイチ、杏、仲村トオル、香川照之の出演がすでに発表されている。「日刊大衆」によれば石橋蓮司、風間杜夫、國村隼、杉本哲太といったベテラン俳優も脇を固めるとのことで、骨太のドラマとなりそうだ。

 昨年10月に「FRIDAYデジタル」(講談社)が報じたところによれば、製作費は20億円近くに及び、映画並みの撮影体制になるという超大作。TBS日曜劇場は現在放送中の『天国と地獄 ~サイコな2人~』も好調だが、『日本沈没』は『半沢直樹』級のヒットを期待されているという。上戸彩や及川光博、賀来賢人、尾上松也、北大路欣也、柄本明といった『半沢直樹』キャストの出演も取り沙汰されている。

 この超大作でウエンツは「重要な役どころ」を演じると「日刊大衆」は伝えており、事実であれば俳優として大きなチャンスとなる。主演の小栗とはよき俳優仲間で、2018年10月からおよそ1年半に及んだロンドン留学を後押ししたのも小栗。留学中、ウエンツが現地で行った全編英語の舞台もわざわざ観に駆けつけたほどの仲だけに、ふたりの共演シーンがあれば一層注目を集めそうだ。

 “演劇を学ぶ”という留学の成果が発揮されることにも期待が高まる。ウエンツは帰国後も、MCを務める『火曜サプライズ』(日本テレビ系)を筆頭にバラエティ番組の出演が多く、どうしてもタレントとしての印象が強い。昨年9月にシス・カンパニーの『わたしの耳』で帰国後初の舞台に立ってはいるが、俳優としての活動のイメージが薄いのか、ネット上では「なんのために留学したの?」という声もあった。その成果を見せる場所として、『日本沈没』はこれ以上ない大舞台だろう。

 『火曜サプライズ』については3月で打ち切りになるとも一部で報じられている。今年5月からはミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』に出演することも決まっているが、約10年にわたってMCを務めた老舗番組の終了と超大作『日本沈没』への出演はウエンツのキャリアにおいて大きな転機となりそうだ。

(文=新城優征)

<ライタープロフィール>
 ドラマ・映画好きの男性ライター。Netflix配信の海外ドラマなどの取材経験もあり。とある現場で間近で見た山Pの美しさが忘れられない。

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