町田啓太、連ドラ初主演で「ネクストブレイク俳優」に一歩前進! 『チェリまほ』『今アリ』で魅せる振り幅の広さも話題

新城優征

 俳優・町田啓太が、2月11日から放送されるMBSドラマ特区枠『西荻窪 三ツ星洋酒堂』で連続テレビドラマ初主演を務める。ここ最近の活躍ぶりに“ネクストブレイク俳優”との呼び声も高いようだ。

 「劇団EXILE」に所属する町田は、2010年に舞台『ろくでなしBLUES』で演技に挑戦してから、現在まで俳優として10年以上のキャリアを誇る。以降、コンスタントにドラマ出演を続けており、14年にはNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』で朝ドラ初出演も経験したが、その姿をよく見るようになったのは、志尊淳がトランスジェンダー役に挑戦したことが話題になった『女子的生活』(同)や、大河ドラマ『西郷どん』(同)、『中学聖日記』(TBS系)などでその存在感を高めた18年以降だろう。特に昨年は、『チェリまほ』の愛称で知られる『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)が大きな話題となった。

 『チェリまほ』はオリコン「最新のドラマ満足度調査ランキング」でたびたび首位となるなど評判を呼び、優れた番組などに贈られる「ギャラクシー賞」ではテレビ部門の2020年12月度月間賞に輝いている。このドラマの魅力を支えたひとりが、社内随一のイケメン・黒沢優一を演じた町田だ。何もかもパーフェクトと思われる男性ながら、“顔が良すぎて本当の自分を見てもらえない”という悩みを抱えているという役柄を繊細に、時にコミカルに演じ、主演の赤楚衛二と共に人気が急上昇。「黒沢」は町田の当たり役となった。

 来月から始まる連ドラ初主演作『西荻窪 三ツ星洋酒堂』では、客の悩みを受け止める美しい青年バーテンダー役を演じる。これは同名マンガ(秋田書店)の実写化で、原作者も「こんなきれいな人に演じていただけるとは」と町田のルックスをベタ褒めするなど、“黒沢系”の役柄に期待の声が高い。

 一方で町田は、昨年末に配信され、Netflixが「日本発の実写オリジナルの中で過去最大ヒット」と発表するなど人気のドラマ『今際の国のアリス』にもメインキャストで出演しているが、ここで演じたカルベは“黒沢系”とは真逆。金髪頭に口ひげをたくわえたヤンキーキャラという役どころに、「カルベ役の人がチェリまほの黒沢役の人で衝撃!」「カルベとチェリまほの黒沢さんが同一人物だと知って混乱中」など驚きの声も相次いだ。役によって雰囲気がガラリと変わる繊細な役作りと振り幅の広さで、2021年はますます活躍を遂げることになりそうだ。

(文=新城優征)

<ライタープロフィール>
ドラマ・映画好きの男性ライター。Netflix配信の海外ドラマなどの取材経験もあり。とある現場で間近で見た山Pの美しさが忘れられない。

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