ジャニーズJr.「満22歳までの年齢制限」は最良の判断!? 去ったJr.の中には成功者も…

山岡四郎
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 ジャニーズ事務所が16日、ジャニーズJr.に関する制度の一部改訂を発表した。およそ2年の準備期間を設け、2023年3月31日以降は、ジャニーズJr.としての活動を満22歳までと制限し、継続には事務所との合意が必要になる。合意に至らない場合は同日をもってジャニーズJr.としての活動を終了することになる。

 ジャニーズ事務所はこの決定について「一般的に人生の岐路と言われる年齢を迎えたジャニーズJr.が、適切な進路を決定し難くなっているのではないか」としており、ファンの多くは「22歳は大学卒業と同じ年齢だから、その辺も考慮して線を引いたのかな」「Jr.っていうくらいだから。22歳でも遅いくらい」「その人の人生考えたら、夢を見させるよりいいかも」と賛同の声を上げている。

 70年代から存在するジャニーズJr.制度だが、2019年のジャニーズJr.単独公演では東西あわせて330人が出演するなど、現在はかなり増加傾向にある。かつてジャニーズ事務所からCDデビューするタレントは10代が多かったが、近年は高齢化の傾向があり、昨年デビューしたSnow Manはメンバーの半分以上が25歳以上だった。つまり22歳を超えてもデビューを目指して活動しているJr.は相当数いると見られ、ファンの間では将来を心配する声も多く上がっていたため、この年齢制限を支持する人も多いのだろう。

 退所後に新たな道を見つける元ジャニーズJr.は少なくない。90年代のジャニーズJr.全盛期には、滝沢秀明(現・ジャニーズ事務所副社長)と並んで小原裕貴氏というメンバーが人気を誇っていた。同氏はジャニーズJr.におけるダンスリーダーを担い、『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ系)、『ぼくらの勇気 未満都市』(同)などの人気ドラマにレギュラー出演したが、20歳の時にジャニーズJr.を卒業。その後は大手広告代理店に就職したが、10年に『A-Studio』(TBS系)に嵐・二宮和也の友人として取材を受けた様子が放送されたり、17年に放送された『ぼくらの勇気 未満都市 2017』(同)で一夜かぎりの芸能界復活を果たすなど、一般人でありながら特殊な立ち位置で活躍している。

 また、事務所との契約更新を見送ったとされ、18年に全員が退所を選択した7人組グループのLove-tuneは、7ORDERとグループ名を改めて19年から活動。先日、日本コロムビアからメジャーデビューを果たし、日本武道館での単独公演も成功させたことが話題になったばかり。

 今回の制度改定は一見冷酷なように見えて、ジャニーズ事務所の温情にも感じられる。22歳とまだ若い時に新しい人生を踏み出せば、ジャニーズ以外でも活躍できる道はあるのだ。

(文=山岡四郎)

<ライタープロフィール>
 お笑い芸人を志して養成所に通うも数回通って挫折。その後雑誌編集を経て現在はフリーライターおよびデザイナーとして活動中。芸能界が好きすぎて一日中テレビを観ながらYouTubeを観ています。

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