嵐“後継”番組の明暗がクッキリ… 櫻井翔『SHOWチャンネル』は好発進、相葉雅紀『VS魂』は2週連続で視聴率ひとケタ

宇原翼

 嵐が活動休止に入ったことにより、2つの冠番組『VS嵐』(フジテレビ系)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)は2021年よりそれぞれ、メンバーの相葉雅紀・MCによる『VS魂』と櫻井翔・MCによる『1億3000万人のSHOWチャンネル』に生まれ変わったが、早くも明暗が分かれているようだ。

 櫻井が“局長”を務める『SHOWチャンネル』は16日に2時間スペシャルでスタート。芸能人や文化人、アスリートから視聴者の「やってみたい」「見てみたい」企画を実行するというコンセプトとなっており、初回放送では後輩のSnow Manの指導を得ながら櫻井がバック転に挑戦したほか、北川景子、有働由美子、マツコ・デラックス、チョコレートプラネットらがゲスト出演し、さらには宇宙飛行士の野口聡一氏が宇宙から登場するなど、華やかな出演者に彩られた企画が数々放送された。

 ビデオリサーチが発表したところによると、この初回平均視聴率は13.0%(世帯)、8.1%(個人)を記録と、好調な滑り出しを見せた。しかし、2週目となる23日放送は、裏番組に『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)があることから数字を落とすことになる可能性高い。また、内容面でも、『嵐にしやがれ』とはガラリと変えた点が特に嵐ファンの間で賛否を呼んでいるようだ。企画・演出が同局の人気番組『月曜から夜ふかし』も手がける古立善之氏で、ナレーションも一部同じ人物が担当していることもあってか、「夜ふかし感が強い」という声もあり、今後は差別化を意識する必要があるのかもしれない。

 もっとも、『SHOWチャンネル』以上に暗雲が漂っているのが『VS魂』だ。3日に放送された初回3時間生放送スペシャルは午後7時~9時台で世帯平均9.0%、個人6.0%(午後6時~7時台は世帯平均8.7%、個人5.6%)と大苦戦。相葉の体調不良により、急きょ二宮和也がピンチヒッターを務めるということでも注目を集めたレギュラー放送第一弾の14日放送回も世帯平均9.1%に終わったという。21日は関ジャニ∞・村上信五が代役を務めるが、裏番組に、人気コーナーの新メンバーが明らかになることで大きな注目を集めている『ぐるナイ ゴチ22 W 新メンバーお披露目2時間SP』(日本テレビ系)があることから、3週続けてのひとケタ台の可能性もある。

 14日の『VS魂』では、二宮の仕切りのうまさにより、相葉の“MC力”への疑問の声も一部で上がっている。相葉は28日放送から復帰予定だが、番組開始早々“視聴率ひとケタ続き”のプレッシャーを跳ね返すことはできるだろうか。

(文=宇原翼)

<ライタープロフィール>
 雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。ジャニーズやLDHを中心に、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティ番組などを日々チェックしている。紅白出場の某歌手とはマイミクだったことも。

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