ヒカキンやはじめしゃちょーが所属する大手YouTube事務所・UUUMが運営するゴルフチャンネル「UUUM GOLF」で活動していたプロゴルファーの中井学が1月5日、昨年末でUUUMを退所したことを報告。その理由を動画で赤裸々に語り、反響を呼んでいる。
「中井学ゴルフチャンネル」を新たに立ち上げた中井プロは、1本目の動画で「円満だったら退所はしないですよね」と切り出し、UUUMに所属していた約3年間を「白髪も増えてきましたし、悩みもどんどん増えていきましたし、ほんとに苦しい3年間だった」「苦しみのほうが勝ってしまった」と吐露。
「UUUM GOLF」立ち上げ当時、同社幹部からチャンネル開設にあたって“5年かかっても返せるかわからない”ほどの赤字を作ったことを聞かされた中井プロ。これまで「ちょっとした固定給」しか受け取っていなかったというが、のちに2年弱で黒字に転換していたことを知り、不信感を募らせたという。
また、固定給の額はチャンネルが成長しても変わらず、一方でUUUMを敵対視する多くのゴルフメディアから仕事をもらえなくなったため、中井プロの収入はみるみる落ちていったのだという。
さらに、UUUMと「専属マネジメント契約」を結びながらも、マネジャーをつけてほしいと頼むと「マネジャーをつける余裕はありません」と拒否されたといい、営業に関しても「ほとんどUUUMからいただいた仕事はなんにもなくて」と説明している。
中井プロはこのほかにも様々な内情をぶっちゃけているが、もちろん対する事務所側の言い分もあるだろう。
コメント欄では、「中井プロの新たな挑戦応援します」「レッスンはもちろん、他のチャンネルとのコラボ、特に若い人たちとの交流でゴルフの楽しさを伝えて下さい」といったエールのほか、「これが真実ならやばいですね。いろいろなクリエイターが離れていくのもわかります」といった書き込みもある。
新チャンネルで「なんにも変わらないし、なんにも褒められないし、ありがとうの感謝もない」とUUUMへの不満をぶちまけた中井プロ。最近、人気クリエイターの退所ラッシュが止まらないUUUMだが、今年はその流れが続かないといいが……。
(文=鈴木紬)
<ライタープロフィール>
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。