須田はかなり思うところがあったようで、放送後に更新した自身のInstagramでも「舞台や芸術の世界にはお金に換算できない努力があって、だからこそ儚くて、でも力強く感動を与えられる世界だから価値が生まれるのだと思うのです」などと綴っている。
これが各メディアで報じられると、ネット上で賛否両論が発生。「須田ちゃん、見直したわ。彼女の意見は正しい」「裏方業務は理解できるけど自主的な『稽古』は労働と思えない」「こんなしっかりした意見を言えるなんてすごい」「プロなら結果が出てからお金の話だよね」などと賛同の声が上がる一方、批判的な意見も多数あるようだ。
SNSなどでは「やりがい搾取を擁護するなんて」「成功者はこういうこと言いがち」「いや、金もらう前にプロ意識を求められましても……」「そんな前時代的なことしてるから演劇から人が離れていくんだよ」などと、須田の意見を否定するコメントが多く飛び交っている。
芸能や芸術の分野は「どこまでが仕事なのか」という線引きが非常に難しい。役者が裏方もこなすような、中小劇団の世界となればなおさらだ。
須田にしてみれば、学生時代にクラシックバレエに打ち込んだり、ファンへの神対応と持ち前の愛嬌でSKE48のトップ級にまでのし上がった自身の経験からの正直な言葉だったのだろう。だが、立場の違いによってさまざまな意見が生まれる話題であるだけに物議を醸すことになったといえそうだ。