「同サイトでは、人気グループのライブ生配信なども行われていますが、大半はリアルタイム視聴が前提で見逃し配信（アーカイブ）に対応していません。生で視聴できなかったけどライブを見たい……という一部のファンが、違法動画に手を出してしまっていると推測されています。また、生配信ライブはDVD化などもされていないため、繰り返し見るために違法動画を購入してしまうファンもいる。違法売買は論外であるものの、ジャニーズがアーカイブ対応に消極的なことで“需要”を生み出してしまっていると見るファンも少なくないようです」（芸能ライター）
また、配信ライブならではの問題もある。公式の動画配信でも視聴者が殺到するとサーバーが不安定になり、映像がカクカクしたり途切れたりといったトラブルが起きやすいのだ。これに不満を持っているファンも多く、その決定打となった“事件”が先日あったという。
「ジャニーズJr.内の人気ユニット・Travis Japanの無観客コンサートが9月26日と27日に生配信されたのですが、初日の配信中に大規模な通信障害が発生したとみられ、一時的に映像がまともに見られなくなる視聴者が続出。多くのファンから悲鳴が上がりました。完全な形での再視聴をしたいと希望する声が上がりましたが、特に救済措置はなくファンの不満が爆発しています。チケット代は一般価格で5000円（税込）と決して安くありませんでしたし、違法動画対策だけでなくアーカイブ対応してほしいというファンの願いも理解できます。ただ、ジャニーズ側としてはアーカイブを残すと違法配布が余計に増えるという懸念があるのでしょう」（同前）
ネット媒体への写真掲載すらNGだった時代と比べると、現在は嵐などの所属グループがSNSやYouTubeチャンネルを開設するなど大幅に進化しているジャニーズ事務所。だが、今までネット進出に消極的だったためにノウハウの蓄積がなく、ファンの要望に応えきれていない部分もあるようだ。
