「松岡さんは、感情が高まる演技に対してグラデーションをつけて表現することに長けている。そのため、慶太との再会を思わせるラストシーンでのよろこびの表情に説得力が生まれ、ふたりの今後の幸せな生活を予感させる結末へと導くことができたのでしょう」(エンタメ誌ライター)
生まれ育った背景が大きく異なり、性格は“陰と陽”、お金の価値観も真逆の玲子と慶太が、徐々に心を通わせていく展開を見られなかったことは非常に残念だが、その想いはキャストやスタッフも同じはず。悔しさややりきれない気持ちを強く抱いたに違いないだろう。
そうした経験をバネにして、沈みがちな世の中を明るく照らし、今後も悩み苦しむ世間の心を救うような作品づくりを期待したい。