その後、保男との音信は途絶えてしまったため、田中三郎なる人物は「父親の偽名なのでは?」と疑い、書留に記された住所へと足を運ぶことに決めます。
予想どおり、その地で父親を発見した玲子は、久しぶりに親子の絆を取り戻し、父親を追い詰めてしまったという罪悪感から解放されるのでした。
帰宅した玲子は、心が軽くなったことで、慶太とのこれまでのやりとりを振り返りながら「いつも優しかった」ということに気づき、寂しさがこみあげてきます。
そこへ訪れる“誰か”。その姿は映りませんが、玲子の笑顔から「慶太が帰ってきた?」と視聴者に予感させたところで終了となりました。
恐らく今回は、三浦が亡くなった後に急遽、台本を書き替えて完結編になるようまとめたのでしょう。
玲子が“清貧女子”になるに至ったトラウマが描かれ、慶太との恋愛が動き出しそうな展開となっただけに、ここで終了してしまうのは非常に残念。ご冥福を祈りつつ、気丈に演技を続けた共演者たちには三浦の遺志を受け継いでもらい、今後もエンタメ界に貢献する活躍を期待したいところです。