『鬼滅の刃』ファンが日テレ『ウチのガヤがすみません!』に激怒! “地雷を踏んだ”理由とは…

相川ナロウ

 日本テレビが8月4日、人気バラエティ『ウチのガヤがすみません!』のスペシャル番組を放送したが、思わぬところから批判を受けてしまったようだ。

 この日は21時から放送の『真夏の2時間スペシャル』と、通常と同じ夜23時59分から放送の『ガヤSP真夜中の部』の2部構成だったが、後者で放送された企画「ダメ芸人のせいで鬼になってしまった妻たち」が“問題”となっている。

 この「鬼嫁」特集は、“売れてない”芸人の“ダメ夫”ぶりにフォーカスしたもの。紹介されたのはシルキーライン・服部拓也と吉本興業の「新潟県住みます芸人」として知られる関田将人の2人で、それぞれ芸歴15年以上というキャリアながら芸人としての収入はなく、生活費のほとんどを妻に頼っているという状態。それなのに家事を手伝わない、ズボラなどの“問題”があり、妻に無神経な発言をする様子も公開された。

 企画自体はよくあるものだが、「鬼嫁」からの連想なのか、マンガやアニメが大ヒットしている『鬼滅の刃』と絡めた要素が波紋を呼んでいる。BGMには、配信セールスだけで100万ダウンロードを突破するなど大ヒットした主題歌「紅蓮華」はもちろん、「竈門炭治郎のうた」など複数の楽曲を使用。さらに、一般人である妻の顔を隠す「鬼になった妻」マークが『鬼滅の刃』のロゴのパロディになっている。

 そのためネット上では「内容面白いんだけどいちいち鬼滅絡めてきて無理…音消そうかな…」「鬼だからって鬼滅ロゴっぽいのと紅蓮華流すのまじやめて欲しい」「竈門炭治郎のうた流れたけど鬼滅のどんなシーンで流れたと思ってるんだ、、、歌詞も考えてくれ」など、ファンから不満や批判の声が多く上がっている。

 テレビ番組のBGMは、制作のセンスの見せどころのひとつ。同じ日本テレビの『秘密のケンミンSHOW極』は、公式Twitterアカウントが「#秘密のBGMまつり」というハッシュタグで使用した楽曲を紹介するなどBGMを意識しており、たとえば卵料理の映像に「ゆでたまご」が原作者の『キン肉マン』の主題歌を流すといった、ダジャレの効いた選曲が話題だ。

 今回の『ウチのガヤがすみません!』もダジャレのつもりだったのだろう。しかし、「こんなお題に使ってほしくなかった」という声も多く、ネガティブなイメージのある「鬼嫁」の企画に『鬼滅の刃』を絡めてしまったことがファンの怒りを買ってしまった。“リスペクトなく安易に人気作にあやかろうとすれば、地雷を踏んでしまうこともある”という教訓として、ファンの声が制作会社に届くといいのだが……。
(文=相川ナロウ)

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