また、これまでジャニーズ事務所は自社タレントと「辞めジャニ」の共演をタブーとしてきた。だが、やはりこれも今井は例外。今井は6月7日に放送されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にゲスト出演し、現役ジャニーズの風間俊介との共演を果たしたのだ。
「実は、今井の大河ドラマ出演を陰で猛プッシュしたのはジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長だといわれています。盟友として長年苦楽を共にしてきた滝沢副社長は、退所後も今井のことを心配し、復帰できそうだという話を聞いてNHK側に起用を働きかけたというエピソードが業界内で伝わっています。それだけでも、本当に何のわだかまりもない円満退所だったことがうかがえます」(同前)
もうひとり、退所後も現役ジャニーズタレントとの共演が許されているのは元SMAPの中居正広。やはりこちらも「正真正銘の円満退所」といわれ、独自の地位を築いている。
先日、ジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也は「ジャニーズ事務所と大きなトラブルがあったわけではありません」と円満退所を強調していた。その一方で上層部と面会すらできずに弁護士同士の話し合いによって退所が決定したと明かしており、今井や中居と比較するとどう考えても「円満」とは思えない。
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの応援番組『Oh!ベイスターズ』(TBS系)でMCを務めるなど、俳優業以外の活動も増えそうな今井。「辞めジャニ」の中でも非常にレアケースとなる今井がどのような活躍を見せてくれるのか、ジャニーズの後輩たちに「退所後の道筋」を示すという意味でも注目を集めそうだ。