「阿部サダヲ×コメディ」はやっぱり最高だった! 痛快な展開に元気をもらえる映画3作品
編集部
『なくもんか』下草井祐太役/2009年
複雑な家庭環境や心に抱える闇など物語自体はなかなかヘビーだが、阿部のコミカルな演技と所々に散りばめられたギャグが中和して、気楽に観られる作品となっている。とは言っても、笑えるシーン、泣けるシーンのメリハリがしっかりとついており、登場人物の発言から学ぶことも多い。惣菜屋のひとり娘・徹子が祐介に対して放った「不幸なら人を傷付けてもいいんだ?」というセリフが心に響く。