妻夫木聡に「闇深い男」を演じさせたら右に出る者はいない… 「影のある演技」が印象的な映画3作品

編集部

『来る』/2018年公開

 幸せな新婚生活を送る田原秀樹の勤め先に謎の来訪者が現れ、「知紗さんの件で」と伝言を残し帰っていく。まだ生まれていない娘の名前を知っていた来訪者に戦慄を覚えていた矢先、伝言を預かった後輩が急死してしまう。その後、秀樹の周りで不可解な出来事が次々と起こり……。

【見どころ】
「モラハラクソ夫」と呼ぶに相応しい男・秀樹を熱演した妻夫木。物語や演出などに賛否両論ある作品だったが、彼の演技に関しては120点をつけたい。自己顕示欲の塊で外面だけは無駄に良く、中身はペラペラで妻のことなんか微塵も愛していない秀樹はどうしようもなく気持ち悪い。演技がリアルすぎるあまり、視聴後1週間は妻夫木のことが嫌いになる。

『愚行録』/2016年公開

 週刊誌記者の田中は、1年前から未解決の一家惨殺事件の行方を追い、関係者に取材を行っていた。話を聞き進めるうちに一家や関係者自身の実態や愚行を知ることになり、事件の真相が明らかになっていく。

【見どころ】
 妻夫木演じる田中は、「週刊誌記者」という事件自体とは無関係な人物にもかかわらず、どこか鬱々とした空気をまとっている。うつむきがちで声は小さく自信なさげ、「コイツ絶対に何かある!」そう思わせる存在だ。そんな田中が抱えているのは、一体何なのだろうか……。本編を観てからのお楽しみである。

 以上、妻夫木の闇深い演技が印象的な映画3作品を紹介させていただいた。闇深い役なだけあってどれもシリアス寄りの作品だが、観終わった後には色々と考えさせられる。影のある演技で視聴者を惹きこむ妻夫木を、是非チェックしていただきたい。

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