夏の高校野球「中止という残酷な決定」… 球児たちに「救済措置」はあるのか?

編集部
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 日本高校野球連盟などは5月20日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、第102回全国高校野球選手権大会について、地方大会も含めて中止を決定した。

 先日より「夏の甲子園は中止の方向で」という報道がなされていたが、正式決定となったわけである。大会の中止は1918年、1941年以来3度目となるが、18年は米騒動を受けて、41年は大戦中だったというから、新型コロナウイルスの影響がいかに甚大であるかを如実に表している。

 元球児たちが「開催を求める署名」を集めているという報道もあったが、やはり状況的に開催することはできなかった。経済損失が約672億円ともいわれることを考えると、連盟など関係者としても苦渋の決断だったに違いない。

「非常に残念ですし、球児たちの気持ちを思うと本当に悲しい結果となってしまいました。ただ、他のスポーツやあらゆるイベントが中止になってしまっている現状で、甲子園だけ開催となると『特別扱い』という非難が出るのは確実でしょうし、まだコロナ問題は収束していないことを鑑みると、安全性を考えても開催に踏み切ることはできなかったのだと思います。

もともと高校野球は『夏の炎天下に開催する必要があるのか』『日程的に球児を酷使している』など批判も増えています。今回の悲劇をきっかけに、高校野球も新たな方向性を見出さなければならない局面に来ているのかもしれません」(記者)

 さまざまな事情を考慮すると中止という決定は妥当だったであろうが、球児たちの「将来」は別で考える必要があるかもしれない。

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