新型コロナウィルス拡大を受け、日本高野連は11日に臨時運営委員会を行い、19日から開催予定の第92回選抜高校野球大会を中止することを決定した。
一時は「無観客で開催へ」という報道もなされていたが、ついに中止が決定。出場を予定していた各高校、高校球児らの落胆はいかばかりだろうか。
「一生に一度の可能性も極めて高い甲子園の舞台。それがなくなるという事実の衝撃は非常に大きく、球児たちが気の毒でなりません。
昨年優勝の履正社高校など強豪はもちろん、初出場校もあっただけに言葉がありません。
大会中止は太平洋戦争で中止以来74年ぶりです。もはや今は『戦時下と同等』ということでしょうか……恐ろしいです」(記者)
ただ「なぜ無観客開催ではだめなのか」という意見も少なくはない。一部でいわれているように「過剰に反応しすぎだ」という考えもあるにはある。
ただ、すでに多くの高体連の大会が中止になる中で野球だけが開催となると、そもそも興行的な意味合いも強く見えてしまう大会だけに「特別扱い」という批判もあるに違いないだろう。