プロ野球「オープン戦無観客」に巨人と読売の働き? 12球団「経営にかかわる問題」

編集部
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 日本野球機構(NPB)が緊急の「12球団代表者会議」を開き、新型コロナウイルスの感染拡大の対策を協議し2月29日から3月15日までに開催されるオープン戦を、無観客で行うことを決定した。

 不可解だったのは巨人が「12球団代表者会議」が開かれる前日に、フライングで2月29日と3月1日に東京ドームでのオープン戦を無観客で行うことを発表していた。巨人が旗振り役となり、他球団が追随したような形となったが…。ナゼ巨人は「12球団代表者会議」が行われる1日前に、イチ早く無観客試合を発表したのだろうか。

「いくつか理由がありますが親会社である読売新聞サイドに政府筋から、無観客で開催するようにと働きかけがあったようです。最初に巨人が無観客で行うと言いだしたら他の11球団は同じような対応をせざるをえない。そういう狙いがあったようです」(スポーツ紙デスク)

 日に日に増える感染者に政府の感染症対策本部の専門家会議は「今後1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」という見解を出している。なかなか先が見えないコロナウイルス封じ込めへ政府が焦りを見せている。そのため影響は多方面に及んできている。

「オープン戦は公式戦ではないとはいえ、週末にはたくさんファンが観戦に訪れるためチケット収入、球場内の飲食による収入等、莫大な収益がのぞめます。通常、キャンプでかかった経費をオープン戦の収益で賄うというのが例年の形ですがことしは無観客となることで、経営が苦しくなる球団も出てきそうです。天災などであれば、保険もききますが、今回のような感染症対策で無観客となれば球団への補償は皆無。丸々大損となるといいます。内心では無観客試合に反対したいチームもあったみたいですが、12球団代表者会議では巨人がつくった流れに乗らなければいけない状況になっていたようです」(前出の同)

 NPBの斉藤惇コミッショナーは「球団経営に関わる大変な問題だがこれ以上、感染拡大してしまうと国難になる。苦渋の決断をした」とコメント。場合によってはプロ野球の一部球団が潰れかねない大決定となった。プロ野球界も大きな出血をともなう協力をしたが…。政府がイベントの延期、中止をお願いした「これから1~2週間」でコロナウイルス感染は収束に向かうことになるのだろうか。

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