昨年9月、ライブ中に人種差別ともとれる発言をしたとして大炎上した、ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ・Aマッソ。その後直筆の謝罪文を発表し、厳重注意となり活動のペースを落としていた彼女たちだが、いつの間にか本格的に活動を再開していることがわかった。
Aマッソのマネージャーの公式アカウントを見ると、単独ライブや合同ライブの告知が大半を占めており、劇場を中心に漫才を披露している様子が伺える。話題のYouTuber・フワちゃんとともに写っている写真が載っていたり、アーティスト・Yogee New Wavesが「今注目しているお笑い芸人」としてAマッソを紹介しているYouTube動画のリンクを貼ったりと、半年前に炎上したとは思えないほど活発に活動している。
また、彼女たちは現在、YouTuberとしても活動しているようだ。チャンネル登録者数は約4.5万人と、芸人としてはまずまずといったところ。しかし、アップされているのはライブの映像や、編集が施された企画ものなどとよくいる芸人YouTuberと何ら変わりのない内容。Aマッソを知らない人がこのチャンネルを見た場合、凡庸な芸人に見えてしまってもおかしくない。
女芸人の常識を覆す尖った漫才のスタイルがお笑いファンの人気を博し、じわじわと知名度を伸ばしつつある彼女たちであったが、今やすっかり“普通”の芸人になってしまったようだ。あれだけ炎上すれば丸くなるのもわかるが、独自の漫才スタイルまでも封印してしまっているように見える。
とは言え、YouTube公式チャンネルの中には、彼女たちらしい尖った動画も。「Aマッソ加納のお気に入りメイク」と題された動画は、普通にメイクをするのかと思いきや、顔に自分たちに向けられた“アンチコメントを塗りたくる”という何とも斬新な内容となっていた。
彼女たちは、独自のスタイルを取り戻し、再び活躍できるのだろうか。今後に注目である。