東京事変「五輪と林檎はコロナに屈さず」EXILEら大物アーティストが次々ライブ中止する中で沈黙を続ける理由は?

編集部

 ライブで感染した場合、新曲のタイトル通り“選ばれざる国民”になって隔離生活だ。

 新型コロナウイルスの影響で「EXILE」や「Perfume」をはじめ多くのアーティストのライブ中止が相次ぐ中、椎名林檎がボーカルを務める「東京事変」の再始動ライブの動向が注目を集めている。東京事変は現在までに中止を発表しておらず、ネット上では「強行開催するのでは?」とも囁かれている。椎名は東京五輪の運営メンバーにも名を連ねているだけに、五輪の開催を危うくしているウイルスの脅威に屈するのはNGなのだろうか。

 政府が26日、ウイルスの感染拡大を抑えるため「今後2週間の大規模イベント開催の自粛」を求めたことを受け、中止・延期を決めるライブや舞台が続出。同日に京セラドーム大阪でワンマンライブを予定していたEXILEも開催直前に中止を決めた。チケットの払い戻しや振替での開催などアーティスト側の負担も相当なものになるが、それ以上にファンの身を案じた英断と言えるだろう。

 一方で、今月29日に“再生”ライブを控えた東京事変は、政府の発表から1日経った現在もいまだに中止を発表していない。バンドの中心メンバー・椎名が東京五輪の開閉会式のプランニングチームを務めているだけに、椎名が中止を決めることで大会の延期や代替地での開催が模索されている流れの後押しになる可能性を懸念しているのだろうか。

 ネット上でも、「フレンドが東京事変のライブに行くってめちゃくちゃ喜んでたんだけど大丈夫だろうか」といった参加者の健康を心配する声や、「いろんな意見あると思うけど中止か延期とかにしてほしいな」など、開催見合わせを要望する意見が相次いだ。中には「『東京事変はやる』を発表したら、やめるのが普通だと認めることになってちょっとまずいかもね」と、“あえて発表しない”態度の裏事情を推察するユーザーも現れた。

 2012年の閏日に活動終了して以来、丸8年ぶりの東京事変“閏日”復活。人気バンドの再始動とあって心待ちにしているファンも少なくない。様々な要因から“中止にしづらい”空気があるのかもしれないが、勇気ある決断を下すべきではないだろうか。開催まであと2日。今後の展開を見守りたい。

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