山下達郎「紅白批判」美空ひばりを冒とくと表現……賛否の裏で

編集部

 『クリスマスイブ』などで知られるシンガーソングライターの山下達郎。そんな山下が昨年の紅白歌合戦について批判ともとれる見解を発表し、話題を呼んでいる。

 19日に山下はTOKYO FMで放送されたラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』に出演した。番組の冒頭には、同じくシンガーソングライターの妻、竹内まりやが昨年の紅白に初出場を果たした際に歌った『いのちの歌』をチョイスし、紅白の影響でこの曲がオリコンの週間シングルランキング1位を取ったことなどを報告。

 そのことに関する感謝を述べるなど、和やかな雰囲気ですすんでいたが、番組中盤にリスナーから届いた「昨年の紅白、AI美空ひばりについてはどう思われますか? 私は、技術としてはアリかもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます」という質問がくると、山下は「ごもっともでございます。一言で申し上げると、冒涜です」と、リスナーの意見に同調し、批判を行った。

 このAI美空ひばりは、ヤマハの開発した人工知能のボーカロイドにより、往年の大歌手である美空ひばりを“復活”させ、新曲を発表するというプロジェクト。新曲「あれから」の歌詞を秋元康、振り付けを天童よしみなどの豪華メンバーで行ったことで注目を集めたが、紅白で放送された際には、賛否両論を集めることとなった。山下は、この賛否のうちの否であったという事だろう。

 この件について、ネット上では「同意」「たしかに、自分が死んだあとにもそんなん出されたから嫌かも」「あれなら昔の映像流して欲しかった」と山下の意見に同調する声が多く見られる。

 なかには、「親の名前でいつまでも金儲けをしようとしてるあの息子が問題だよね」と、このプロジェクトにも関わっている美空の長男、加藤和也への批判を行う声や、「あれがまかりとおったら、現役ミュージシャンの存在価値が無になってしまうよ」と、AI技術が発達すると、人間のミュージシャンの立場が脅かされるのではないかという声も挙がっている。

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