フィギュアスケート界のスターが雌雄を決する時が迫っている。
この日、羽生結弦が全日本フィギュア選手権に向けて帰国。この日に本番会場で行われた公式練習は回避したものの、20日の開幕へ向け、拠点のカナダ・トロントから帰国した。
羽生にとっては4年ぶりの全日本フィギュア選手権だ。2015年までは4連覇と絶対的な存在だったが16年はインフルエンザ、17、18年は右足首負傷により欠場しており、久々の“凱旋”となる。
一方、羽生不在の3年間、日本王者を守り続けたのが宇野昌磨だ。今大会で羽生に並ぶ4連覇を目指すことになる。
公式練習に出場した宇野はこの日、年明けにも2016年トリノ五輪の銀メダル、ステファン・ランビエル氏を新コーチとして師事する意向を発表。取材エリアで「たぶんステファン(ランビエル)のところに……」とコメント。
今季はメインコーチが不在で苦しんでいただけに、本人も「言っちゃった」と笑顔で語っている。
2018年の平昌冬季五輪では、金メダルと銀メダルに輝いた2人。果たして、絶対的王者・羽生が貫録を示すのか、それとも苦心の宇野が相性のいい舞台で一矢報いるのか。今年の全日本フィギュア選手権は、例年以上の盛り上がりを見せそうだ。