音楽バンド「電気グルーヴ」は18日、マネジメント会社の新設やファンクラブの発足などを発表。今年3月にメンバーのピエール瀧が逮捕されて以来休止していた音楽活動を、新体制で再開することを伝えた。逮捕後、デジタル盤の配信停止だけに留まらず店頭在庫のCDすら回収される事態となり、停止・回収の撤回を求める署名まで起こっていただけに、活動再開を待ち望んでいたファンからは多くの喜びの声が上がった。
電気グルーヴは新たなマネジメント会社“macht inc.”を設立。加えてファンクラブの発足、グッズのオンラインショップやInstagram・YouTubeの公式アカウントも公開し、活動再開を強く印象づけた。前日の17日にはメンバーの石野卓球がTwitter上で「電気グルーヴ 11/18/2019 6:00 PM」と書かれた画像や「電気グルーヴからの集金のお知らせです」というツイートを投稿しており、何らかの発表を匂わせていた。
今年3月の瀧逮捕以降、CDや映像作品、デジタル配信の“回収・配信停止騒動”が勃発。4月に入り瀧が起訴されると、同日にソニー・ミュージックアーティスツが瀧のマネジメント契約解除を発表。6月には残った石野と電気グルーヴ自体も契約を終了し、18日まで未所属の状態が続いていた。
公式Twitterの“お知らせ”に対し「電気グルーヴ復活キタァァァ！」「おかえりなさい、電気グルーヴ！！」「待っててよかった。本当に本当によかった」などの歓喜の声が続出。「今後の活動を楽しみにしてます」といった、早くも音楽活動を待ち焦がれるファンや、「しょんないTV再開待ってます！」と、打ち切りとなってしまった名物番組の復活を期待するファンも現れた。
瀧は現在も執行猶予の身なだけに、大々的な活動は即座にはできないかもしれない。だが、人気バンドの復活発表は喜びを持って迎えられた。この事実は、メンバーのモチベーションにつながることは間違いないだろう。再スタートした彼らの活動に、多くのファンが期待している。
その期待を裏切らないよう、背筋を正した活動を望みたい。
