ピエール瀧出演『麻雀放浪記2020』封切りも当局が有名人逮捕に力を注ぐワケ

編集部

 電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧被告が、コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪で逮捕されたことにより瀧被告の出演作品に関して自粛ムードが漂っている。だが、一時期は公開が危ぶまれたものの、配給の東映の判断により映画「麻雀放浪記2020」の公開が今月5日に封切られた。

 主演を務めた俳優・斎藤工は同日に都内で行われた同映画の初日舞台あいさつで、公開の喜びをあらわにするとともに「ご本人(ピエール瀧)も今、これだけ大きな波紋が広がっていると実感していると思う。今は本当に猛省してほしい」などとコメントしたが、瀧被告の逮捕はいまだに大きな波紋を広げている。

 スポーツ紙のデスクは語る。

「瀧被告はアーティスト活動だけでなく、俳優としてNHKで現在放送中の朝の連続テレビ小説『いだてん~東京オリムピック噺~』をはじめ数多くのドラマや映画、バラエティー番組に出演していたことから損害賠償金は5億円を超えるとも言われています。さらに、『電気グルーヴ』の相方の石野卓球さんはもちろん、昨年4月に逮捕された瀧被告の親友で薬物ルートが重なるとされる音楽関係者のA氏が逮捕当時に運転手をしていたリリー・フランキー氏など、その交友関係にも注目が集まっています」

 そうした中、瀧被告の逮捕の波紋は逮捕される側だけでなく、逮捕する側にも大きな影響を与えているとか。

「今回の瀧被告に関しては麻取(関東信越厚生局麻薬取締部)が逮捕して世間に大きな話題を振りまいたわけですが、麻取のライバルとも言うべき警視庁組織犯罪対策5課は当然、面白くないでしょう。麻取が麻薬取締や薬物の不正ルートの解明などを主眼に捜査しているのに対し、警視庁の組対5課は同様の目的以外に社会の風紀の乱れを正すという目的もあり、世間に影響力のある著名人の薬物絡みの逮捕は警視庁の組対5課の十八番のはずですからね。警視庁の組対5課としては、そのメンツにかけても近く瀧被告以上の大物の逮捕を目指しているはずです」(麻薬取締部の関係者)

 さらに、警視庁の組対5課が近々の大物逮捕に力を注ぐ理由もあるという。

「今年の5月には元号も平成から令和に代わりますし、今秋にはラグビーW杯、来年には東京五輪の開催も控えていますからね。警察当局による治安の強化は必至ですし、我々の間では今年の7月あたりに組対5課が大物をあげるだろうともっぱらです。元々、組対5課は治安維持の観点から学生の夏休みシーズンなど社会の風紀が乱れやすい時期に、著名人を薬物関連で逮捕する傾向がありますから。今年はとくに本腰を入れるのではないでしょうか」(同関係者)

 大物著名人の薬物絡みの新たな逮捕は時間の問題か!?

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