9月17日に放送された『MUSIC STATIONウルトラFES』(テレビ朝日系)に電気グルーヴが出演し話題となっている。電気グルーヴは、『Fallin’ Down』とともに90年代のヒット曲『Shangri-La』を披露した。
出演を受けて「ピエール瀧って電気グルーヴだったの? 知らなかったわ」「ピエール瀧に似てる人が出ているなと思ったら本人だった」といった声がネット上で聞かれる。もちろん電気グルーヴ本人とファンが得意とするジョークの要素もあるが、本当に知らない人もいるようだ。
「電気グルーヴはライブやフェスには定期的に出演していますが、テレビで演奏を披露する機会は最近はあまりありませんね。ピエール瀧はタレントや俳優としてテレビで見る機会も多いですから、電気グルーヴよりも瀧単体の印象が強いのでしょう。彼がミュージシャンであると気づいていない人も多そうですね」(音楽ライター)
電気グルーヴは1989年に結成。90年代は『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)のレギュラーを務めたほか、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)でダウンタウンとも共演している。瀧は「Shangri-La」ではヴォーカルを取っているものの、ほかの曲では特に楽器を弾くといった音楽的なパフォーマンスは行っていない。そのため、ダウンタウン松本からは「君、要らんやん」とツッコまれることもあった。
「ピエール瀧は電気グルーヴの前身となる『人生』時代から楽器演奏は行わず、ライブ会場ではパフォーマンスを担当していました。その独特の立ち位置は『瀧というポジション』とも呼ばれます。ただ、作詞を手がけるほか、バンドのプロモーションビデオを手がけるなど映像関係の仕事も行っていますので、まったく何もしていないというわけではないでしょう」(同)
「実は電気グルーヴだったピエール瀧」は今後、彼ら自身もネタにしていきそうだ。
(文=相川ナロウ)