1日放送のラジオ番組「バナナマンのバナナムーンGOLD(TBSラジオ系)」にとんねるず・石橋貴明がゲスト出演。そこでバナナマン・設楽統が、石橋について“過去の嘘”を告白する一幕があった。
平成の関東お笑い界のボスといっても過言ではないとんねるず。そのとんねるずの“お気に入り芸人”として、ブレイク前から長らく番組に呼ばれていたのが『おぎやはぎ』『有吉弘行』、そして『バナナマン』である。
いずれもいまや超売れっ子となっているが、1日の放送回ではそのブレイクのきっかけとなる“ある嘘”を設楽が言及。「とんねるずさんずっと見てたから。本当にはじめは箸にも棒にもかからなかったっていうのはあったけど」と片思いが続いていた当時の状況をふまえ、約13年前にとんねるずのレギュラー番組でゴルフ企画を行う際、『ゴルフやっている』と嘘をついて出演したことを告白。その出演から、徐々に他のコーナーでも呼ばれるようになったといい、そこから今につながるブレイク劇が始まったと思われる。
コント師としてはキングオブコント第1回大会で準優勝、そして現在では数多くのレギュラー番組を抱え、MCとしても活躍する設楽。いわゆる“センスの塊”のように見える活躍ぶりだが、創意工夫を重ねた“努力家”としてのエピソードは多い。
なかでも話題になったのは元AKB48・野呂佳代へのアドバイス。「焦ってあたふたして喋るっていうのばっかりをやると、上手くなんねぇぞ」と野呂の単調の笑いパターンを指摘し、その的確さに野呂は思わず涙。「一時の笑いでは芸能界では生き残れない」。そんな設楽なりのメッセージだったのだろう。
お笑いの知識も技術も高いといわれる最近の若手芸人。しかし、設楽の若かりし頃のエピソードを知ると、それ以上にチャンスをものにしようとする“度胸”が重要なのだと感じるのは私だけではないはずだ。