18日放送の情報番組「スッキリ（日本テレビ系）」に俳優の綾野剛がサプライズ出演した。綾野が登場したのは、人気コーナー『クイズッス』のナレーターこと“天の声”。コーナーの進行役として起用されたものの、レギュラー出演者陣をまとめることができずグダグダな結果となってしまった。
天の声は月曜から木曜までを、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が担当しているが、金曜は週替わりで“天の声ゴールド”としてゲストが担当。山里同様にウィットに富んだジョーク、MC加藤浩次をはじめとした出演者のボケやイジリに対するツッコミ、そして進行スキルが求められる役回りだ。
そのため天の声ゴールドにはお笑いスキル・トークスキルが高い芸人が起用されることが多く、直近ではトレンディエンジェルの齋藤司、メイプル超合金のカズレーザーが務めていることからも重要なポジションであることがわかるだろう。
それを知ってか知らずか綾野はコーナースタートからつまずく。コーナーが始まっても天の声お決まりの第一声『おはようございます！』が聞こえないことから、加藤が「どうしました？なにかありました？」と冗談っぽく助け船を出す。しばらくして「おはようございます。なんでもないです」と低いトーンで回答。さらに出演者は天の声の正体を知らされていないため「誰だろう？」「なんか聞いたことある」とお決まりの推理タイムが始まるのだが、綾野は正体を明かすことなくどんどん進行。そのため芸能ニュースのVTRが流れる最中もレギュラー出演者は上の空となっていた。
また、VTR中に加藤がボケてもツッコむことはなく、思わず加藤は「今日の天の声の人は（ボケを）ひろってくれないね」と寂しげにボソリ。
コーナー途中で意気揚々と正体を明かした綾野だが「今じゃない感」がスタジオを覆っていたように見えた。バラエティ番組にも積極的に出演する綾野だけに、もう少しお笑いの“お決まりごと”を勉強した方がさらなるステップアップにつながるかもしれない。
