ロンブー田村淳「芸人じゃない」発言の意図。あくまで「テレビタレント」にこだわる理由

編集部

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳が「自分は芸人ではない」と発言し話題となっている。

 25日更新のツイッターで「誤解」のタイトルで「僕の中での芸人の定義は、劇場や舞台の上で目の前のお客さんを笑わせてる人が芸人だと思っています。なので、僕は10年ほど前からTVタレントだと言い続けてるのですが、理解が進まないのが現状です」と記している。

 吉本興業は、大阪のなんばグランド花月、東京のルミネtheよしもとをはじめ、全国各地に劇場を持っている。テレビに出なくとも、劇場にコンスタントに出演することで、まとまった収入を得ることができるため、家族を持つ、家や車を買うといったことも可能である。芸人を食わせるシステムができあがっているといえる。さらに、淳自身ももともとは舞台出身の人間である。

「ロンブーは、インディーズのお笑い活動を経て、1994年に銀座7丁目劇場のオーディションを経て吉本興業へ入っています。芸人養成所であるNSCの東京校ができるのは1995年ですから、彼らは養成所を経由していない叩き上げの芸人ですね。銀座7丁目劇場は、ダウンタウンらを排出し若手芸人が活躍した大阪の心斎橋筋2丁目劇場の東京版を目指して作られました。この劇場でリーダー的な存在だったのが極楽とんぼの加藤浩次ですね」(芸能関係者)

 ロンブーは、若手時代から『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)のパーソナリティーに抜擢されるなど「ネタ」よりも「喋り」の立った芸人として知名度を上げてきた。特に淳の仕切り能力は評価され、『ぷらちなロンドンブーツ』(テレビ朝日系)の「ガサ入れ企画」などでの素人いじりも話題になった。

 いち早くに舞台を卒業し、テレビのフォーマットにハマったからこそ、淳にとって芸人よりもテレビタレントの自負が強いのかもしれない。(文=相川ナロウ)

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