批判集中のNSC夏合宿から台頭した芸人は?

編集部

「合宿中に死亡しても責任を負わない」といった文言を誓約書に盛り込んでいたとして、吉本興業の芸人養成所であるNSCで行われる夏合宿が問題となった。これを受け吉本興業が、16日に不備部分を修正し、あらためて合宿参加者に説明を行うとコメント。さらに闇営業問題を受けて、消費者支援団体に行った寄付が、先方の意向で返金されたとも報告している。

 NSCの夏合宿は2泊3日で行われる。東京と大阪の双方のNSCの生徒が静岡に集う。飲酒喫煙も禁止という厳しいルールだが、生徒にとっては自分の存在をアピールする絶好の機会ともいわれている。実際にこの場でチャンスを得た若手芸人も多い。

「ゆりやんレトリィバァは、夏合宿でMVPを獲得していますね。彼女はNSC在学中から頭角を現し、卒業ライブでも優勝し、4月の予定がすべて詰まっているスケジュール帳を商品として渡されたそうです。その後の活躍は言わずもがなでしょう」(芸能関係者)

 さらに東京でもあの女芸人たちがブレークのきかっけをつかんでいる。

「ハリセンボンとおかずクラブは、この合宿で目立って、注目されたようです。どちらも地味めの女芸人コンビですから、一歩抜け出すのに合宿は良いきっかけだったのでしょう。ハリセンボンの近藤春菜は『スッキリ』(日本テレビ系)においては『寝起きドッキリや面白くない人がサービスエリアで降りるとかテレビの真似事で売れたらこうなるんだという疑似体験ができた』と語っていますね」(前出・同)

 NSCは全盛期には東京、大阪校それぞれに600~700人が入学する。そこで自分をアピールし目立つのは至難の業である。現状のままが良いとはいえないのは確かだが、芸人のタマゴにとって貴重な場であるのは確かだろう。(文=相川ナロウ)

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