吉田沙保里の大相撲解説が好評、原点に帰るべき?

編集部

 元女性レスリング選手でタレントの吉田沙保里が14日の『NHK大相撲』のゲスト解説に登場し、その内容に称賛の声が集まっている。

 吉田といえば最近はタレントとしての露出が増えており、そのキャラクターの迷走ぶりが話題になっていた。レギュラー出演する『ZIP!』(日本テレビ系)ではMCにうまくハマらず、『踊る! さんま御殿!!』(同)においては、独身の彼女が明石家さんまに求愛アピールを行うなど乙女アピールが、悪い意味で視聴者にインパクトを与えてしまった。

 さらに、きわめつけなのはワコールの下着モデルへの挑戦だろう。ダイエットで体を絞りのぞむも「誰得」と話題になった。タレントとしては力不足でも、知名度があるため露出が増え、そこで違和感を感じる視聴者も多いようだ。

 今回の大相撲の解説出演も、女性タレント枠なのかと思いきや番組では技の解説や、自身の体験から勝負に際してのメンタルを語るなど説得力のある語りが話題となった。大相撲とレスリングとジャンルは違うとはいえ、アスリート視点からの解説がうまく生きた形だ。

 大相撲中継に出演した女性タレントといえば、2016年に元AKB48の秋元才加が出演した。秋元は大相撲力士の高安と、幼なじみということで登場し、相撲好きをアピールするも「にわか」との批判を浴びてしまった。相撲好きの好角家にはうるさ型の人間が多いため、何かと批判を浴びやすいともいえるだろう。

 吉田は来年度に行われる東京オリンピックは、どこかの局で解説員として登場するのは確実であろう。乙女キャラをはじめとするタレントを押し出すのは不評を買いそうなので、やはり原点に立ち返り元アスリート視点からの謙虚なふるまいが必要かもしれない。(文=相川ナロウ)

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