たむらけんじ“勘違い男”? 「芸人にも労働組合を」発言とは裏腹に、影響力低すぎ
編集部
また芸人の最低限の生活に寄与する労働組合構想については「あくまでも個人的な意見」とし、「組合というものはひとつの方法だと思う。ぼくらあたりが声を上げてつくった方がいいのかなと思います」と先陣を切りそうな意気込みだ。 宮迫、そして芸人のためを想ってのたむらの発言。しかし、芸能界の大御所たちからするとクエスチョンがつく優しさなのかもしれない。フリーアナウンサー・古舘伊知郎は5日放送の自身MCのラジオで“事務所による最低保障”論争について「そういう人間の常道、手堅い暮らし方・生き方から外れて、きわきわをいくのが芸人じゃねぇのって話じゃない」と切り込んだ。 さらにビートたけしは6月29日放送の「新・報道7daysニュースキャスター」で『最低限の保障』の必要性を語ったが、2012年にお笑いコンビ次長課長・河本準一の生活保護不正受給問題の際には、芸人として“あるべき姿”を提言。「芸人とか役者、芸術家とかを目指す人はアルバイトするべきだと思うね。好きな仕事をやれる事だとしたら働くべき。あらゆる方法を取って、援助じゃなくて」と、芸人で食えないなりの生き方を話している。 たむらけんじの発言が芸人界の変化につながるかはわからない。ただ、闇営業問題の解明、芸人の生活環境の改善を真に願うのであれば、それらはトップの人間たちに任せて、自身は口をつぐむ方が賢明だろう。