実写版「るろうに剣心」佐藤健ら“高齢化”カバーが成功のカギ? 新シリーズが2020年公開!キャストの初作品から早7年

編集部
実写版「るろうに剣心」佐藤健ら高齢化カバーが成功のカギ? 新シリーズが2020年公開!キャストの初作品から早7年の画像1アミューズ公式サイト

 

  12日、邦画のおけるマンガ実写映画の数少ないヒット作「るろうに剣心」の新作が2020年の夏に公開されることが発表された。しかも2作連続とファンにとっては楽しみ続く嬉しい構成。2020年夏の劇場は、オリンピックにも負けない活気に満ちあふれることだろう。

 同作品は2012年と20014年に計3作が公開され、シリーズ累計で125億円、観客動員数は980万人を記録する大ヒットとなった。人気の要因は、迫力あるアクションシーン。主演の佐藤健や神木隆之介、藤原竜也など“演技派”として名を馳せる一流俳優陣が、ワイヤーアクションを駆使しながらスピーディーな殺陣を披露。原作マンガさながらの手に汗握るシーンの連続に中毒者が続出し、DVDやブルーレイなど映像作品を購入する熱狂的なファンも生み出した。

 原作ファンからすると、続編の可能性は以前から騒がれていた。マンガの人気章が未だ手つかずだったからだ。そして2020年夏の続編として、剣心の十字傷の謎が明らかになるであろう「追憶編」と、シリーズ最強の敵・縁との戦いを描く「人誅編」がテーマとして濃厚に。ネット上では縁をはじめとした新規キャラを演じるキャスト予想が白熱。すでに“るろ剣フィーバー”は始まっている。

 しかし、懸念材料が既存キャストの新鮮味。主要キャストの佐藤健や武井咲は初回作品公開から7年の刻が経過している。特に薫役の武井咲は、出産を経てすっかり大人の女性に。雰囲気の変化が役に影響を及ぼすことは避けられず、作品の世界感を損なわないか心配である。

 ただ、失敗作が多いマンガ実写カテゴリーにおいて、「るろうに剣心」は原作ファンも満足する良作として有名。キャストの高齢化という逆境を跳ね返し、期待どおりのヒット作になるかも見所である。

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