もうひとつが、フレッシュなイメージ回復だ。平成といえばつい先日までは「次世代の象徴」だった。新元号となれば、「一昔前」という非情なまでのネガティブイメージがついてしまう。しかも、最年長メンバー・薮宏太は、平成生まれとはいえ今年で29歳とがっつりアラサーだ。新元号拝借は若々しさを得るには手っ取り早い手段だろう。
ファンにとってグループ改名は一大トピック。しかし、噂の域をでてないとはいえ、ほとんど話題になっていない現状がHey! Say! JUMPの苦境を象徴しているのではないか。良くも悪くも些細なことで話題になるのが正真正銘のスター。いまや鮮度を失った“平成”という十字架を背負い、Hey! Say! JUMPは芸能界をさまよわないか心配だ。