羽生結弦、紀平梨花で注目『GPファイナル』優勝と『世界選手権』V逸の“価値”

編集部

 フィギュアスケートの世界選手権は女子ではアリーナ・ザギトワが、男子はネイサン・チェンがそれぞれ優勝。日本勢は羽生結弦が2位に入ったほかは表彰台を逃す悔しい結果となった。

 そんななか、フィギュアファン以外の一般層にはわかりにくいのが大会の格付けだ。五輪は別格なのはわかるが、『グランプリファイナル』や『四大陸選手権』も大イベントとしてメディアに扱われ、女子では紀平梨花はグランプリと四大陸の両方で優勝している。

 そのため、いったい誰が真のチャンピオンなのかが非常にわかりづらいのだ。スポーツライターに解説してもらおう。

「フィギュアスケートの世界ランキングには2種類あって、国際スケート連盟(ISU)の『世界ランキング』と、同じくISUの『シーズン世界ランキング』の2種類があります。通常、メディアで報じられる世界ランキングというのは3年間の活躍により決まる前者で、ポイントの比率は今シーズンと昨シーズンは100%、一昨年は70%として計算されます。そのポイントならびに賞金は大会の格付けによって決まるのですが、『世界選手権』が五輪と同格で最も高い。次いで『四大陸選手権』、『グランプリファイナル』の順となります。その意味でもやはり、現時点で『世界王者』を名乗れるのはチェンとザギトワということになります。ちなみに、日本王者を決める『全日本フィギュアスケート選手権大会』は賞金ゼロで賞状とメダルがもらえるだけです」

 ケガ明けの羽生はともかく、やはり紀平には「本番」で勝ってほしかった。

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