大泉洋が池井戸ドラマ初主演決定も4月期の福山雅治『集団左遷!!』に潰される?

編集部

 TBSの“トライ”で高視聴率をゲットできるだろうか。

 7月期のTBS日曜劇場が池井戸潤原作の新作『ノーサイド(仮)』だと発表された。主演は大泉洋で、出世コースから外れた中堅サラリーマン(大泉)が、左遷先で会社のラグビーチームのゼネラルマネージャーを任されるというストーリーだという。

 日曜劇場ではおなじみの池井戸ドラマだけに、安定のクオリティーが望めそうだが、意外にも不安の声が聞こえてきている。

「来年9月にラグビーのW杯が開催されるため、TBSもブームを見越してこのテーマにしたのでしょう。また、池井戸ドラマの監督を務めてきた福澤克雄氏は学生時代、ラグビー部に所属しており、U-23日本代表に選ばれるほどの実力者。そのため、ラグビードラマの放送は監督の悲願だったようです。しかし、池井戸ドラマでは『半沢直樹』『下町ロケット』のような企業モノは大ヒットしていますが、14年に放送された『ルーズヴェルト・ゲーム』は野球が中心だったためか、イマイチ盛り上がらなかった。サッカーほどメジャーではないラグビーW杯に、どこまで視聴率を押し上げる力があるのかも未知数です」(テレビ誌ライター)

 また、『ノーサイド(仮)』にとって、「4月期に放送される日曜劇場こそが最大の不安材料」と指摘するのはさるテレビ関係者だ。

「4月期には福山雅治主演の『集団左遷!!』が放送されます。同ドラマは銀行を舞台に、福山扮する支店長が、廃店が決定している支店の仲間と巨大組織の理不尽に立ち向かうという物語。副支店長役には『ミスター日曜劇場』の香川照之も出演します。こちらは池井戸作品ではないのですが、むしろ『ノーサイド(仮)』よりも“池井戸っぽい”ニオイを感じます。企業モノは観る側にもかなり集中力を要しますから、『集団左遷!!』が大ヒットとなれば、視聴者はそれで“お腹いっぱい”になってしまい、『ノーサイド(仮)』は“ひと休み”という空気になるかもしれません」

 2作連続で“池井戸作品”に賭けたTBSの戦略は吉と出るのか。

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