やらせ疑惑が浮上の『イッテQ!』は『電波少年』のDNAを継ぐ存在?

編集部
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 人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のやらせ疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

 記事では宮川大輔が出演する番組の名物企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」においてラオスの首都ビエンチャンで行われた「橋祭り」を日テレがでっちあげたのではないかと伝えられている。

 日テレは1990年代から2000年代はじめにかけて放送された人気番組『進め! 電波少年』の海外ロケでも同様の疑惑を生み出している。

 よく知られたところでは猿岩石によるユーラシア大陸横断ヒッチハイク企画がある。全行程を陸路で移動したとされるが、ゴール後に、政情が不安定なバンコク(タイ)~ヤンゴン(ミャンマー)、ヤンゴン~カルカッタ(インド)、テヘラン(イラン)~アンカラ(トルコ)の3区間を飛行機に移動していたと報じられた。これを受け番組側は「バラエティ番組の演出」と釈明した。だが、『電波少年』の疑惑はこればかりではない。

「カンボジアで行われた『アンコールワットへの道の舗装』企画では、人力での舗装工事を行い、1キロメートルごとに1万円を獲得するものですが、実際には機械による仕上げ舗装が行われていたといわれていますね。さらに、タイのジャングルの奥地に、象に覚せい剤を打ち酷使する悪徳象使いがいると聞きつけた松村邦洋が成敗に向かいますが、グループに拉致され、警察と銃撃戦の末に救出されるロケもありました。これもなんらかのコーディネーターが関わっているでしょう」(業界関係者)

『イッテQ!』は『電波少年』から毒気を抜いた番組といえる。日テレの伝統であるドキュメントバラエティのDNAを引き継ぐ存在だ。面白さを追求するあまり、視聴者の期待を裏切るような行為はつつしんでもらいたいものだ。
(文=相川ナロウ)

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