スポンサー“ハリウッド方式”で芸能プロが日テレからテレ朝にシフト?

編集部

 今後、芸能プロダクションの「日テレ離れ」が加速していくかもしれない。

 テレビ朝日は10月29日、10月の月間視聴率が全日帯(午前6時~午前0時)で7.7%を記録し、NHKと在京民放キー局の中で単独1位になったと発表した。先月まで58カ月連続で「月間3冠王」を続けていた日本テレビは7.6%で2位に転落。記録がストップした。

「鳴り物入りで有働由美子を起用した『news zero』が足を引っ張った面もあるが、とりわけ明暗を分けたのがドラマです。テレ朝は『リーガルV』『相棒 season17』が絶好調なのに対し、日テレが期待した新垣結衣のドラマ『獣になれない私たち』が不発だったことも大きい。29日の会見では、日テレの福田博之執行役員編成局長も『特に、他局と比べて視聴率の面で少し差ができているドラマの視聴率アップにはこだわっていきたい』と語っています」(テレビ誌ライター)

 日テレ内では以前から「ドラマがアキレス腱」との声があり、脚本力やスタッフ力も他局より弱いとの評価を受けていたという。

「ギャラも民放最低レベル。それでも大手芸能プロの主力タレントが出演するのは『三冠王の日テレ』に出ることでステイタスを得られるから。しかし、ここにきてタレントのギャラを決めるルールが『ハリウッド方式』に変わったため、そうも言っていられなくなったんです」

 こう語る芸能プロダクション幹部が、さらに続けて言う。

「テレビにしろ、CMにしろ、これまでタレントのギャラには『相場』があり、1作品の視聴率では左右されるものではなかった。ところが最近のスポンサー、特に外資企業はスポンサー料を支払うにあたりテレビ局側に数字で根拠を求めているといい、そのためハリウッドのように直近の視聴率や興行成績からギャラ相場が決まるという流れになりつつある。つまり、日テレに出るメリットがほとんどなくなったわけで、今後はテレ朝にシフトしようとする事務所が増えるのは間違いない」

 来年はテレ朝が「年間三冠王」か!?

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