俳優の反町隆史が、3日に投稿された所属事務所・研音の公式YouTubeチャンネル「Ken Net Channel-研音official-」の動画に出演。ネットを中心に話題になっていた「POISONを聴かせると赤ちゃんが泣き止む」というウワサを、海外の赤ちゃんで検証するという内容が話題になっている。
動画では、反町の23年前のヒット曲「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」で海外の赤ちゃんが泣き止むかどうかを検証。反町本人がVTRを見守った。
アメリカ、ニュージーランド、ブラジルなどの赤ちゃんに試したところ、大半がピタリと泣き止み、赤ちゃんによっては笑顔を見せたり、ノリノリで身体を揺らしたりと、日本の赤ちゃんと同じく効果絶大だったことがわかった。
反町は「世界中のお母さんを助けていることになりますね」と笑いながら、「『GTO』っていうドラマの主題歌なんですけど、もう20年以上経っているわけですから、それでみなさんの役に立っていると思うとうれしいですね」と感慨深げに語った。
さらに、反町は「娘が高校生と中学生になっていますけど、このことを僕の子どもがまだ小さい時に知っていたら、なおよかった(笑)」とも話し、自身の子育てでは『POISON』の恩恵を受けられなかったと冗談交じりに明かした。
赤ちゃんが泣き止む理由について、反町は「僕の声で泣き止んでいるんじゃないと思うんですよ。最初のメロディーのところだと思うんですね。それがたぶん、赤ちゃんの脳に刺激になるんじゃないかな」と推測。
その予想は半分的中で、動画に登場した専門家によると「最初のギターのリフで音がV字型に下がって上がる。これが赤ちゃんにとって刺激になり、興味を引いて泣き止む」とのこと。だが、それだけでなく「サビの『言いたい事も言えないこんな世の中じゃ』という部分はかなり音をフラットにキープしていて、反町さんの低い声の響きがあり、フラットかつ響きの強い音は赤ちゃんが落ち着く」とのことで、反町の声も赤ちゃんが泣き止む要素になっているようだ。
赤ちゃんが泣き止むのは「覚醒型」と「鎮静型」のケースがあり、イントロ部分は「覚醒型」で、サビ部分が「鎮静型」に当たるとのこと。同じように赤ちゃんが泣き止むと話題になっている「タケモトピアノ」のCMソングは「覚醒型」のみで、『POISON』が一曲で「覚醒型」と「鎮静型」を兼ね備えていることに専門家も驚いていた。
また、動画では反町が自身の声について「あまり好きな声質じゃないんですよね」と意外な告白。続けて「同じ事務所の竹野内の方が全然いい声」と、同じ研音所属でドラマ『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)などで共演した竹野内豊の名前を挙げる場面があり、いろいろな意味でファンにとってたまらない動画となっている。
ネットを中心に広がっていた「POISONで赤ちゃんが泣き止む」説は、ついに事務所公認、本人公認となったようだ。
(文=斉木順)
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